Logic、Digital Performer、Pro Toolsを用いた
作編曲・レコーディング・ミックス・マスタリング
発声法・歌唱法・ヴォーカルトレーニング
今やApple純正ソフトとなったLogic Studioは、Logic Pro、Main Stage、Soundtrack Proの3つのアプリケーションを軸に、
20,000以上のApple Loops、1,000以上のインストゥルメントによって40GBを上回る巨大なライブラリ音源が付属する
総合音楽制作環境ツールです。Logicと言えば、当初はライブラリが別売りになっていて、全て揃えたらあっという間に
20万円を超えてしまうような高価なソフトでしたが、今や「全部入り」で54,800円で買える時代になりました。
先述した通り、Logicを購入すれば膨大な音源ライブラリが同時に手に入ります。
そこに収録されている音色は、一昔前のオールインワンシンセを遥かに凌ぐクオリティ。
ピアノ専用、ベース専用として開発されたソフトには及ばずとも、十分に即戦力として使える音源ばかりです。
Apple Loopsを使えば、高品位なループ素材を繋ぐだけであっという間にオリジナルトラックを生み出す事も可能です。
DTMと言えば、高価な機材を山のように積んだプライベートスタジオを連想するかも知れませんが、
もはやそんな時代は終焉を迎えようとしています。
もちろん、ハードにしか出せない音や質感、暖かみや空気感を求めるのであれば、スタジオにこもって創意工夫をし、
納得のいくサウンドに仕上がるまで機材や配線を変えたりする必要があるかも知れません。
しかしながら、そういった時間とお金が必要な作業をコンピューター上でシミュレートする事が可能となった今、
気軽にアンプシミュレーターのキャビネットやマイク、さらに言えばマイクのポジションまでもがマウスで操作可能になりました。
それさえも、Logicの純正プラグインで可能なのです。
本物には及ばずとも、本物のそれとかなり近い効果を得る事ができるようになったおかげで、
より気軽にビルド&クラッシュが可能となり、個々の表現の可能性をとことんまで自宅にいながらにして追求するする事が
できるようになった事は、21世紀になってからの音楽制作スタイルの飛躍的な進歩の一つと言えるでしょう。
これから音楽作りを始める方にはもちろん、各種サードパーティー社製のAUプラグインや音源との親和性にも優れており、
またその抜群の発音タイミング精度からも、プロで活躍するアレンジャー から絶大な支持を得ています。
操作画面もMacを買えば一度は見た事のある簡易DTMソフト「GarageBand」とそっくり。
一見して難しいソフ トという印象は受けないかもしれませんが、実は元々楽譜作成ソフトだったこともあり、
ショートカットやエンバイロメントの設定を自分なりにカスタマイズ できるとても多機能なソフトです。
これから音楽作りを始める方にも、アレンジャーを目指す方にもLogicがオススメです!
僕がLogicを使い始めるようになったのは、LogicがApple傘下になったLogic7からでした。
始めは訳も分からず使い始めていましたが、アレンジャーと呼ばれる職業の先輩方達は、
なぜかこのLogicを好んで使っていました。その理由はやはり発音タイミング。
ほんの一瞬の遅れがもたらすグルーブの違いは、
ダンスミュージックはもちろん、R&Bなどリズムを枢軸とする音楽に非常に大きな影響を与えます。
僕にとっての比較対象はそれまで使っていたMOTUのdpくらいですが、その差は歴然。
Logicで音を鳴らした瞬間から、純正音源はもちろん、それまで使っていた
サードパーティー社製の音源の音が本当に抜けるようになりました。
DAWによって音質が変わったせいもあるとは思うのですが、それは本当に新鮮な体験でした。
因果関係は分かりませんが、Logicを本格的に使い始めるようになった2008年から
アレンジの仕事が増え始めたのも、もしかしたらLogicのおかげなのかも知れません。
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